改装不可賃貸、セルフリノベーションのポイント

非常に矛盾したタイトルですが、改装できない普通の賃貸でもセルフリノベーションは可能です。

普通の賃貸でもできるセルフリノベーション「オープンクローゼット」編

 

ただし、改装可能な賃貸と異なり、もちろん制約があります。原状回復を大前提として、壁や床、天井に傷をつけることはできません。改装規模や範囲が自ずと限定されてきます。限定されるということは、元の部屋の雰囲気やデザインは大部分は残るということです。

その上で、私がポイントだと思うのは以下2点です。


①元の部屋とのマッチングを意識する

改装不可賃貸の場合、部屋の雰囲気を全部コントロールには相当な技術と手間を要するため、そこは変えられないと割り切る事が重要だと思います。元の部屋のデザインに調和する形で素材や色を選び配置することで、違和感のない改装が可能です。特に色調や質感などは統一が必要だと思います。そこさえ統一できていれば思い切った配色や配置をしても統一感は崩れないはずです。

↓元の部屋を無視した例↓

部屋が小綺麗でスタイリッシュなのに、ワックス等でゴリゴリにビンテージ加工された木材を使い施工してしまう等

 

②元の部屋の要素を最大限活用する

例えば、冒頭の事例にあるように、突き出た梁を利用し、オープンクローゼットを作ったり、窓枠の構造を利用して食器棚を作る等が考えられます。すべて0→1で作るのではなく、部屋にある特徴を見出して、そこに+αするくらいの気持ちで要素を加える事で、あと付け感のない自然な仕上がりになります。


どういう施工が今の自分の部屋とマッチするか?今の部屋のどういう要素がリノベーションに活用できるかを想像だけで、実現するのは非常に難しいです。

そこで、Pinterestが非常に役にたちます!

Pinterestでイメージを具体化

今更ですがPinterestめっちゃ便利です!

Pinterestとは、自分の好きなデザインやイメージを、Pinterest上でピン止めして整理することができる、いわばスクラップブック的なアプリです。外部サイトからも情報を引っ張ってきて保存することも可能です。

Pinterestには、ボードと言われるカテゴリ分け機能があり、集めてきたピンを自分で作ったボード別に整理することができます。私は以下のようにセルフリノベーションのボードを作りました。

 

 

ボードの中には更に、サブボードと言われる「中カテゴリ」を作ることが可能で、例えばセルフリノベーションというくくりで、情報がきれいに整理できない場合に、以下ように細分化して整理することも可能です。

 

 

ボードの中では、自分で登録したピンや、Pinterest上で集めてきたピンの一覧を閲覧することができます。

 

 

Pinterest上で集めてきたピンの中から自分の部屋と

・天井
・壁
・床
・レイアウト

が近しいものをピックアップして、調和の取れた色使いや、上手に要素を+αしているものを参考にすることで、イメージをより高いクオリティで実現することができるようになります。特に、Pinterestを使っていて気づきが多いポイントが、以下です。

①自分では到底思いつけない色の組み合わせ
②調和の取れた色の組み合わせ

個人的には色に関する気付きが多く、「この色とこの色、斬新だけど心地よい組み合わせだ」といったデザインに多く出会えます。

自分の「引き出し」はこういったものをトレースしたりすることで培われていく部分も多いと思うので、どんどん参考にして実験していきたいと思います。