鈴木英人さんというイラストレーターをご存知でしょうか。上記のように、線とグラデーションを使った緻密な作品を描くイラストレーターさんです。
鈴木英人 – EIZIN SUZUKI
1980年頃からイラストレーターとして活動を始める。彼のイラストは、タンタンの作者であるエルジェやわたせせいぞうのように、グラデーションを実線で表すことが一つの特徴となっており、作中では車や海岸といったモチーフが良く使われる。 特に初期の作品ではアメリカ西海岸を思わせる風景をモデルにしたイラストが多い。また、わたせせいぞうや永井博のイラストとともに1980年代を象徴するイラストレーターとして認知されている。
引用:Wikiペディア
僕は本屋で画集を見かけて、またしても即買いしてしまったのですが、細部の書き込みが作り出す全体の世界観が好きです。不思議な事に、イラストなのですが写真よりもシズル感があります。車であれば、その光沢出であったり、海であれば太陽が反射して輝く瞬間であったり。
そういった対象の特徴が、鈴木さん独特のタッチである線の区切りとグラデーションで引き出されているのだと感じました。どこかアメリカっぽさもあり、海辺のサーフショップや、Barなんかに絵を飾ったらめっちゃかっこいいでしょうね!
鈴木さんの絵は、見ると「あ、鈴木さんのイラストだ!」と一目で分かります。それが個性であり、鈴木さんの発明です。自分だけの表現や技法を発見し、それを追求する事。
自分はよく勘違いしてしまいがちなのですが、それを発見する事が目的なのではなくて、表現を追求する中で生まれた偶然の副産物であるという事を忘れないようにしたいと思いました。
鈴木英人さんの作品は冒頭で紹介した公式サイトや、画集で見る事が出来ます。作品の販売もしているみたいなので、気になる方は是非チェックしてみてください!