アイデア4『建築学生不動産』

概要

私は、改装可能賃貸を借りて、セルフリノベーションして住んでいます。その背景には、物件の管理会社や、フリーレントを提案してくれた担当者さんの理解があったからだと思います。

しかしセルフノベーションをして暮らすライフスタイルはまだまだマイノリティーであり、賃貸物件の改装許容度が低い事を考えると、物件を貸す側にそのメリットが正しく認知されていない事が考えられます。

確かに、貸す側が居住者にセルフリノベーションをさせる事を不安に思う点も一理あります。部屋をめちゃくちゃにされたらたまったものではありません。

逆に、そこをクリアするアイデアがあれば、物件を貸す側も喜んでセルフリノベーションを認めてくれるのではないでしょうか。

ニーズ

<登場人物>
・大家さん
・建築学部の学生、若手大工、その他建築関係の若者

<大家さんのニーズ>
・空室問題を解消したい
・安い初期投資で部屋を奇麗にしたい
・リスクを少なく改装許可を出したい

<建築学生・若手のニーズ>
・学んだ技術を実践したい
・生活を実験の場にしたい
・安い家賃で住みたい

ソリューション

<大家さんへのソリューション>
・建築学生の仲介
・出資プランのコンサルティング
→初期費用を一部援助するか、家賃を安くするか等
・学生がセルフリノベして住む物件のクオリティーコントロール

<建築学生へのソリューション>
・改装可能物件の仲介
・改装内容への助言
・見積もり作成のアドバイス
・改装スケジュール、クオリティコントロール
・その他サポート

サービス詳細

プロには出来ない発想が学生にはある。建築学生が作る夢の住まい。

・コンセプト:空室物件を建築学生の力で再生
・エリア:物件がある場所
・コアターゲット:空室問題に悩む大家、実践の場を求めるが建築系学生
EX 建築学科、大工、木工職人等
・ローコストでクオリティの高いリノベーション
・建築学生に実践の経験を提供
-改修プランの作成
-貸し主への提案
-スケジュール管理
-施工

全くの素人ではなく、建築の世界を志す若者と大家さんをマッチングする事で,改装可能にするハードルが低くなると考えました。一度、改装された物件はベースがしっかり出来上がるため、その後改装可能物件として貸し出しても、大きく物件のクオリティが下がる事は無いはずです。

想定される課題

・建築系学生と絞っているので借り主の母数が少ない
→建築に限らず、者作りの技術を持っている人に広げる
→学校関係者と連携して学生の仲介を実施

・プロがやるよりもコストがかかるのでは?
→安い材料の仕入れ先等ノウハウを提供

・学生なので高い家賃だとそもそも住めない
→改装を条件に格安家賃で提供
→その代わり卒業後退去
→家主は次の募集で家賃改定

こちらのアイデアにビビッと来られた方、忌憚なきご意見を頂けますと幸いです!