『ゼロ〜なにもない自分に小さなイチを足していく〜』堀江貴文

友人のすすめで、元ライブドア社長、堀江貴文さんの『ゼロ〜なにもない自分に小さなイチを足していく〜』を読みました。幼少期から、大学時代、起業から逮捕、服役、そしてこれから…激動の瞬間が赤裸々に語られていて本当に読みごたえがありました。堀江さんが歩いて来た道のりを読んでいるうちに、「オレのこれまでの人生」っていい意味で安定しているけれど、いってしまえば、平坦なものだったな〜と考え込んでしまいました。

破天荒さを求めているわけではなく、何かもやもやするというか、、、。その理由については自分の中で腹落ちさせる必要があります。

自分で選択するという事

僕は、周りの流れに身を任せる癖があります。

・転勤で転校続きだった小学生時代
・友達に誘われて入った野球チーム
・いやいや通ったピアノ教室
・みんな受験するからという理由で受けた大学
・成長できそうという理由で選んだ今の会社

誘われるがまま、環境に身を委ね、そこに順応してきました。どの環境に入ってもそれなりに上手くやれていると思います。今の会社でも、担当する仕事には熱を持って取り組んでいます。でもどこかもやもや。

そこで堀江氏の一言。

人生が豊かになっていない根本原因は、なによりも「時間」だ。

有限でかけがえの無い時間を、「自分のもの」に出来ていないという事だと思います。人の時間を生かされているいると言う意識。環境を自分で選ばず、選択を人にゆだねている限り、そこで過ごす時間は人の時間。

いや、この考え方も間違っている。たとえ自分で選ばない環境や、人にゆだねた選択でも自分の時間にする事は出来る。要はそこに「自分の意志」があるかどうか。自分で作り出そうとしているか。

与えられたものをこなすだけでは人の時間。与えられたものを自分で作りかえ、新しいものを生み出せば自分の時間。超シンプルに考えれば、環境がどこであれ、やる事がなんであれ、自分の好きなようにやればいいんじゃないだろうか。

僕は考えすぎる所があるので、あえてこれくらいシンプルな言葉として自分の中に持っておこうと思います。

今の環境の中で、自分の時間を少しずつ増やして行く。そうやって1つ1つこれからも積み上げて行こうと思います。堀江さんの『ゼロ』、今のタイミングで出会えて良かったと思える本でした。

気になった方はぜひチェックしてみてください。それではまた!!!