改装可能賃貸って?
事前に貸し主と、改装範囲の合意を得る事で、原状回復義務の無い賃貸物件の事。回復義務がないからと言って何でもやってよい訳ではなく、「事前に合意を得る」というのがポイントです。
※建物の構造に関わる部分、建物の共有部(外壁・バルコニー等)、ガス・電気・水道系統など、改装できない部分があります。
また、昨今では以下のように、部屋の一部分をカスタマイズできる賃貸物件もあり、改装範囲について正しい認識がめられていると言えます。
・壁紙が選べる賃貸・キッチンなど内装も選べる賃貸
※通常の賃貸は※
日常生活で通常つく傷や汚れ以外、退去時に住んでいた人が元に戻す義務があります。(自然損耗の範囲についてはここでは言及致しません)
改装可能賃貸のメリット・デメリット
<メリット>
・部屋を自分で改装できる
・通常の賃貸では得られない個性的な空間を手に入れられる
・飽きたら手を加えて、常に変化させられる
・通常の家賃相場に比べて割安な傾向
・間取りも自由自在
<デメリット>
・築年数の経った物件が多い
・古い物件は水回りも古い
→バランス釜のお風呂
→和式トイレ(おそらく少数)
→水質の劣化(水道管のサビ)
改装可能賃貸が、賃貸の地位を変える
※ここからは、私の主観になります。
「どうせ、賃貸物件だから」これが今の賃貸物件の地位だと思います。いずれ持ち家を持つまでのつなぎ、寝に帰るだけの寝床、自分のものではないから仕方ない。
しかし、多くの人が賃貸物件と関わり、多くの時間を過ごしている事は事実です。高校を卒業して、社会に出て一人暮らしを始めた人がいたとして、その人が30歳に家を購入したとしたら、その間の「約12年間」賃貸物件に住む事になります。人生80年だとしたら、約8分の1。あまりにも長い時間です。
とても必要なものなのに、あきらめられている。この歪んだ構造の中に賃貸物件は存在しています。改装可能賃貸は、そこに対する1つの解決策。日常をクリエイティブなものにし、毎日に活力を与えてくれます。まだまだ、このようなライフスタイルはマイノリティだけど、これがあたり前になればもっと日本は面白くなるはず。
もちろん、ライフスタイルは誰から強制されるものでもなく、個人の自由です。なのでちょっとでも、自分に合うかも?と思った方は是非チャレンジしてみてください!そのためのサポートについては、CREATIVE HIKINGで出来る限りさせていただきます!ご質問等、お気軽にどうぞ!
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