改装可能賃貸、セルフリノベーションの注意点

改装可能賃貸は、自由な暮らしを可能にし、趣味や創作活動に没頭できる環境を提供してくれます。部屋に自分が合わせるのではなく、自分のやりたいことに部屋を合わせられる事が最大の魅力です。

なのでもちろん、改装することが目的ではなく、やりたいことをやれる環境をつくることが目的になります。

今回紹介するのが、改装可能賃貸を改装するときの注意点。実践することでスムーズに作業できるのと、不要なトラブルを回避できるので、改装を考えている方はぜひ参考にしてみてください!

改装時の注意点6点


① 改装のための情報収集をする
具体的には、図面の入手です。確認すべき事は壁や床下に存在するかもしれないガス管や、配線の位置です。知らずに破損してしまうと事故につながるリスクもあるため重要です。私の場合は、管理会社に手配してもらいました。図面の見方も担当者に教えてもらい、ガス管の位置を確認しました。


② 改装計画を立て、オーナーに承認を得る
改装範囲のすり合わせは入念に行う事をおすすめします。改装OKでも物件によっては壁紙のみ等、制限がある物件もあります。認識を間違えて進めてしまうと住人にとってもオーナーにとっても不幸な結果に・・・。

また、改装計画は極力現実的なものが望ましいと考えます。理想を高くするのは良いですが、技術的に不可能な計画を立ててしまうと、途中で挫折してしまい廃墟と化す懸念があります。やり方が分からなくても、ネットで調べたり、有識者にアドバイスを聞いて「やれるイメージが湧いたもの」はチャレンジしても大丈夫だと思います。ちょっとくらいの不格好や失敗なら味になります。


③ 改装計画を近隣住民に告知する
マンションまるごと改装可能な物件もありますが、隣接する部屋は改装不可の可能性もあります。大切なのは周囲への配慮。どれくらいの期間、何時から何時まで改装が続くのか。周囲からしたら、それがわからないこと程不安なものはありません。

マンションの掲示板に告知し、隣接する部屋とお向かいさんには事前に挨拶を済ませておくことが懸命です。改装は出来てもご近所トラブルで関係性が悪くなってしまうのは非常に残念です。


④ 改装時間は日中に行い、騒音に配慮する
改装が始まると没頭してしまいます。どんどん部屋が変わっていくのが楽しくて時間を忘れてしまい、ついつい夜中までということも。そんな時に注意したいのが、事前に改装する時間帯をしっかり決めておくこと。常識の範囲内で、10時〜17時、遅くとも18時30分までが限界かと思います。夜は街も静かになるので日中よりも音が響きますし、家に人がいることが多いので騒音になる可能性も高まります。

スケジュールがカツカツの場合は、日中は音の出る作業、日没後は音の出ない塗装などの作業という風に分割して進行すると効率的だと思います。


⑤ 電気工事など免許が必要な施工は専門家に任せる
実は資格がいるものがあります。電気工事です。配線などの施工は「電気工事士」という資格が必要で、法律で定められています。確かに、感電の可能性があり危険なので、ここは絶対業者にお願いしたほうがよです。

自分でできることと、出来ないことを明確に線引し、割り切ることが安全にセルフリノベーションを成功させる上で重要だと思います。


⑥ ゴミは自治体のルールに則って廃棄する
内装を解体すると、大量のゴミが出ます。ゴミと言っても大量の木材や畳、壁を解体した時に出る土壁の塊など、もはや廃棄物です。もちろん、近所のゴミ捨て場で処理することはできません。自治体によって廃棄方法のルールは異なるので、役所に相談するか自治体のホームページで処理方法を必ず確認してください。

私の場合は、自治体に電話で相談し、トラックをレンタルして廃棄場に持ち込みました。

注意点が多い気もしますが、これさえ守れば自分も周りも気持ちよく改装を進められるので、せひ参考にしてみてください!