いきなりですが、今日は冒頭、物へのこだわりの話をしたいと思います。
私も気がつけば32才、物欲まみれだった20代の頃と比べ、自分の好みが自分で分かってきて、悪い言い方をすると「冒険をしなくなった」良い意味でいうと「飽きずに長く使うようになった」と感じています。こだわりが表に現れやすいファッションを例にすると、
① こだわるのはトップスだけ、インナーはユニクロ
② 流行のスタイルよりも、ジャストサイズ、似合うもの
③ ブランドは好きだが、、、
④ その理念や、やり方に賛同できるか
⑤ 安さ・手軽さよりも高機能・品質・耐久性・形
多かれ少なかれ、誰にでもこういったこだわりはあると思います。整理して改めて実感しましたが、自分の中では特に④・⑤が大事です。みなさんはいかがでしょうか?
なぜこのような話を冒頭にしたかというと、誰がどんな考え方で、どう作ったものか?という事の優先度が、自分だけではなく世間的にも上がってきているのでは?と感じたからです。
こだわり市場が盛り上がってきた!
近年C to C、もしくはSmall B to Cと呼ばれる、消費者間、もしくは個人事業主や小規模事業主と個人間の取引を活性化させるプラットフォームが登場し、一点物のこだわりのある商品が一般に流通するようになりました。その代表格で、私がよく知っているサービスは、以下の3つです。
ハンドメイドジャパンフェスも主催する、業界の老舗
GMOグループのGMOペパボが運営するハンドメイドマーケット
出店者は無料でネットショップが開け、買いたい人は、BASEアプリから登録店舗の商品の購入が可能
今までギャラリーやアトリエ、カフェの隅っこでひっそりと売られていた商品が市場に流通し始め、拡大と共に、利用者も徐々に増え始めています。※creemaはストアの表記によると350万DL、minneは700万DL!!
こだわりの商品が手軽に買えるようになる事で、物の使われ方や消費サイクルが長くなり、長期的に物を大切に使う文化の拠点的存在になれば良いなと、注目している領域です。※こだわりの品の大量消費、大量投棄みたいな事だけは避けたい・・・涙
共に創る時代へ「クラウドファウンディング」
考え方や、理念に賛同して物を選択する人が増えてきた。と感じるようになったもう一つの動きが、近年盛り上がりつつある「クラウドファウンディング」という仕組みです。
クラウドファウンディングとは(wikiペディアより)
不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である
調べてみましたが、代表的なサービスだけでもこんなに!各サービスの開始時期を見てみると2011年が大半。今更ですが、2011年がクラウドファウンディング黎明期だったんですね。
・CAMP FIRE https://camp-fire.jp
2011年〜 / 20170726現在3,336件のプロジェクト掲載(終了済含む)
・Makuake https://www.makuake.com
2013年〜 / 20170726現在2,725件のプロジェクト掲載(終了済含む)
・Redyfor https://readyfor.jp
2011年〜 / 20170726現在3,585件のプロジェクト掲載(終了済含む)
・MotionGallery https://motion-gallery.net
2011年〜 / 20170726現在1,068件のプロジェクト掲載(終了済含む)
規模を比較するためにもサイトから閲覧できるプロジェクトを数えてみました。サービスごとに、クリエイティブ系が多かったり、社会問題や地域活性に取り組む物が多かったり、得意な分野があるようです。
小学校の頃社会の教科書で習った「大量消費大量投棄社会」の時代から、1人1人の主義主張で物を選ぶ時代へ、そして共に、使う物・取り組む事を創る時代へ。ここ数年だけでも消費や物への向き合い方の変化にものすごいスピードを感じます。先日、徳島の祖谷に行った記事を書きましが、ちょうどMotiongalleryにこんなPJが上がっていました。※小学校時代の幼馴染のPJでびっくり!
▪️駆除された「鹿」を活用し、鹿革製品のブランドを立ち上げて、田舎の現状を世界に発信するプロジェクト!
URL:https://motion-gallery.net/projects/DIYA
考え方に賛同したのと、シンプルに応援の意味も込めて、名刺入れをポチり。※まさか同級生が手がけた名刺入れをポチる日がくるとは!
物の考え方や、人の行動を変えたり、それが世の中を良い方向へ導いている仕組みに出会うと、本当にインターネットやテクノロジーの面白さ、凄さを実感します。
書きながら調べるうちに収拾がつかなくなってきましたw僕もこういったサービスを生み出せる人間になりたいと思います。